第16章 グレイ scene1
その隙に、雅紀が俺の口に近づいてきた。
「翔ちゃん、あと一回くらい上のお口でミルク飲める?」
「やだぁ…もう飲めないよぉ…」
情けない声しか出ない。
身体に力が入らなくて、逃げることもできない。
潤が俺の後ろにぬるぬるの指を充てた。
「んじゃあ、ここで頑張って貰うしか無いね?」
鬼ぃ…
潤の指はするすると俺の中に入ってきて、俺を押し広げた。
「もうっ…んんっ…」
ニノが俺のこと握って、ずっと扱いてて、もう出そうだった。
「あ…もうでる…出ちゃうから…」
「いいよ…翔ちゃんのミルク、誰が飲む?」
「じゃあ…俺が飲む」
そう言って潤がぱくっと俺を口に入れた。
「やあああんっ…やめっ…うっ…」
あっという間に俺は潤の口に出してしまった…
「うっ…っん…あ…」
ぎゅうううっと吸い取られて、俺は完全に動けなくなった。
潤は顔を上げて俺をじっと見る。
ごくんと飲み込むと、また無邪気な笑顔を見せた。
「じゃ、挿れるよ?」
がばっと俺に抱きついて、ほっぺにちゅーをしてった。
「好きだよ…翔くん…」
耳元で囁いていくことも忘れずに…
もう…ばかだなぁ…
いつのまにかまた智くんも起き出してきて、俺の傍に居た。
俺と目が合うとにこっと笑って手を握ってくれた。
雅紀は後ろから俺を抱きしめてふふっと笑ってる。
ニノはもう…寸前だな…
潤が俺のなかに入るのをじっと皆見てる。
「翔くんいくよ…?」
力を抜いた瞬間、潤がずぶりと入ってきた。
「あ、あぁ…やば…いつも挿れられてるから、変なかんじ…」
ぶるっと震えると、いきなり大きく腰を動かし始めた。
「あっ…潤っ…やば、気持ちいい…」
思わずポロッと本音が出た。
「翔ちゃん…やーらしー…」
ニノに頬を突かれて、恥ずかしくなった。
「あ、も、だめだ…」
潤が呟いたら一斉に全員が立ちあがった。
「えっ?何?」
「「「「翔ちゃん、ミルクあげるよー」」」」
「お、おばかーーー!!!!」
【ALL END】