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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第15章 インディゴ scene3


「雅紀…」


「かわいい…翔ちゃん…」


愛おしくて堪らない…


雅紀の首に腕を回すと引き寄せた。


「雅紀…大好き…」


「ん…翔ちゃん…大好きだよ…」


突然、雅紀の身体にびくっと力が入った。


「え…?」


智くんが雅紀の後ろに指で触れていた。


「翔くん…今、プレゼントあげるからね…?」


「あっ…やっ…智っ!話がちがっ…」


雅紀が俺の上で、身を捩る。


「お前が翔くんをイカせらんなかったんだろ…?」


智くんが意地悪く笑う。


雅紀の長いまつげが震えて、そのガラス玉みたいな瞳には涙が溜まった。


「やぁん…さとっ…」


「そんなこと言って…すぐほぐれちゃったよ…」


ぬるっと俺に、智くんの手が触れた。


「あっ…」


さっきの余熱がまだあって、すぐにきゅうっと何かが登ってくる。


「ほら…翔くん…ここ、美味しそうな雅紀がいるよ…?」


智くんの手が、俺を雅紀の後ろに当てる。


柔らかくなった口が、俺に吸い付く。


「あ…ん…翔ちゃん…」


雅紀の目からぽろりと涙がこぼれ落ちて、俺の顔に落ちた。


「雅紀…欲しい…」


「翔ちゃん…」


雅紀が返事をしないうちに、俺は腰をおもいっきり突き上げた。
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