第15章 インディゴ scene3
「こうなったのは俺達のせいなのに…」
「翔ちゃん、ごめんね…でも嫉妬する…」
二人が俺の体中にキスを散らす。
ひとつひとつが気持ちよくて、気絶してしまいそうだった。
「ねえ…翔くん…俺達にどうして欲しい?」
「え…?」
「なんでも翔ちゃんの言うとおりにするよ…」
二人が俺の顔をじっと見る。
俺の…恋人たち…
本当に、俺のこと…
「俺のこと、好き…?」
「何言ってんだよ…」
「好きだよ?翔ちゃん…」
「本当に?」
「ごめんな…不安にさせて…」
智くんが俺の手をぎゅっと握ってくれる。
「ふたりとも欲しい…」
言ってから、とんでもないことを言ったと思って真っ赤になった。
「あっ…いや…その、今挿れて欲しいとかじゃなくて…」
「翔くんっ…」
「かわいいっ…」
ふたりでぎゅうっと抱きしめられてとっても苦しい。
「ま、まって…」
「今日は寝かさないからねっ!」
「ここ松潤ち!」
「もう関係ない!止まらねーよ!」
「や、やめてえええええっ…」
結局、朝まで寝かせて貰えなかった上に、シーツすっごいベトベトにして…
潤には悪いことをした…