第15章 インディゴ scene3
「ごゆっくり~」
二人の出す音が消えると、部屋の中はしんとした。
智くんの手が、俺のシーツを剥がす。
「翔くん…あの二人になにされたの?」
真顔で俺に迫ってくる。
「な、何って…」
「挿れられたの?」
「ま、まだ…」
「よかった…」
雅紀がぎゅっと俺に抱きついてきた。
「…でも…トロトロにされたんだよね…?」
「えっ…」
そっと雅紀の指が、俺の後ろに触れる。
「あっ…やんっ…」
「うわ…マジでトロトロ…」
「え、まじで?」
智くんの指まで、俺に触れた。
「あっ…やだっ…」
「翔くん…どうしてこうなっちゃったの…?」
智くんが耳元に囁きかけてくる。
「だっ…て…俺…」
いきなり、二人の指が俺の中にずぶりと入ってきた。
「あああっ…やめっ…」
「すげ…」
「熱い…翔ちゃんの中…」
二人の指が、俺の中を蠢く。
「や…やめて…」
酷く淫らなことをされているようで、身体が熱くなる。
「ニノあいつ…ほんとウマイんだな…」
智くんが悔しそうに呟く。
「今度教えてもらおう」
雅紀まで真顔で言う。
「やめて…恥ずかしいから…」
俺の中、二人の指が緩やかに動いてる。