第15章 インディゴ scene3
あの日から。
俺たち3人は、いつもいつも身体を寄せあってた。
どんな辛い仕事だって、お互いの体温を感じていれば乗り切れた。
俺の隣には、いつも智くんと雅紀が居た。
もう、二人が居ない世界なんて考えられない。
それなのに…
最近、ちっとも会えない。
ちっとも、家にも来てくれない。
なんで…?
俺のこと、嫌いになった?
会えない時間が、不安を煽る。
誰も居ないリビングを見ると、胸が締め付けられる。
あんなに愛しあったのに。
そう思ってたのは…
俺だけだったのかな…