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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第14章 檸檬


それからカズヤが食べ終わるまで、三人でその幸せな光景を眺めた。


もりもり食べるカズヤは、とても健康的で。


幸せそうで。


見ているこっちも幸せになった。


「美味しい!にーの!」


ごはん粒をほっぺにつけながら、こちらを振り返る。


「もう…」


指で取って食べさせてやると、へへっと笑う。


すっかり食べ終わると、きちんと手をあわせてごちそうさまをした。


「おいしかったです。かあさん」


じっと俺を見上げる目は、とても透明で。


「よし。頑張れよ。たまには抱っこしてやるから、下にこいよ?」


くしゃっと頭を撫でると、こくりと頷いた。


そのまま三人で部屋を出る。


下に降りると、トレーを置いてリビングで丸まった。


「ニノ…」


翔さんが俺を抱き上げた。


相葉さんも後ろから抱きしめる。


三人でくっついて、ただひたすらこの幸せを噛み締めた。


床暖がすごく気持ちいい。


ふわふわラグの上で、夢心地だった。


そのまま、いつの間にかリビングの床で三人で寝てた。


目が覚めたら、カズヤが隣で眠ってて。


四人でいつまでもラグの上でゴロゴロしてた。







いつまでも…


いつまでも…


俺たちは、家族。


そして、俺達は恋人。





カズヤ…



はばたけ。






俺たちはいつでも、ここにいる。










【END】
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