第14章 檸檬

「い、いや…ちょっと…翔さん…」


翔さんの胸にぐいっと押し付けられた。


「ニノは俺のものだよ？」


「うん…わかってるよ？」


翔さんの心臓の音。


トクントクン…


一緒だ…


皆、一緒。


生きてる。


「翔さん…愛してる…」


「ん…ニノ…俺も愛してる…」


ぎゅうっと抱きしめられて、とっても幸せだった。


「さ、しようか」


「は？」


「あんなに俺ら煽っといて…もう…今日は寝かさないからな？」


「ちょっ…ちょっと待って…もう無理…」


「大丈夫、俺らが動くから！」


相葉さんが横から言ってくるけど…


「ま、待てやお前ら…」


ぐいっと翔さんが俺の足首を持って、持ち上げた。


「お、まだトロトロじゃん…」


「カズヤもトロトロ！」


「ちょお！雅紀！」


「翔さんっ！」



「では、参りますか。相葉氏」


「参りましょう。櫻井氏」




「「や、やめてええええええ」」








次の日。


起きたら全身筋肉痛で…


あの後更に、二発ヤラれて…


なんだよ…あの人ら…


おかしいんじゃないの…


おまけに、誰ひとりとしてコンドームつけてなかったから、全員腹痛だよ…


おばか…