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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第2章 アザリア


潤が俺の身体の上で、熱くなってる。


さっきよりも数倍すごい熱量で。


キスの間隔が短くなっていく。


だんだん潤の息が荒くなっていく。


「翔くん…いい?」


「え…なにが…」


俺も息が辛くなってきた。


興奮が収まらない。


「抱いても…いい?」


俺はそれには答えなかった。


だって、それがどういうことをするのか、イマイチわからなかったから。


潤はわかってるのかな…


「翔くん…」


潤は俺の唇を掠めていくと、首筋に舌を這わせた。


快感がぞわっと身体を抜けていった。


思わず潤の肩を押し返す。


でも潤は構わず、パジャマのボタンを外し始めた。


「潤っ…だって…抱くって…どうするんだよ…」


「わかんない…わかんないけど…俺…もう我慢できない…」


切ない声で潤が言う。


「だって…あっん…どうやって…」


「わかんないよ…そんなの…したことないもん…」


その間も潤の舌は俺の胸の上を滑ってて。


それに触れた時、俺の身体に鳥肌が立った。


「あ…ここ、感じるんだ…」


嬉しそうにつぶやくから、思わず身を捩った。


「やだ…恥ずかしい…」


その隙に、俺の上半身はすっかり裸になってしまった。


「あ…やだ…潤…」


少し、泣きそうだ。
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