第13章 インディゴ scene2
「ふ…ぁ…」
声にならない声…
初めての体験…初めての雅紀…
そして、快感…
ふわふわした中にいると、突然ベッドに寝かされて、ぎゅっと雅紀に抱きしめられた。
「ありがとう…翔ちゃん…」
涙声で言われて…
よかった…
初めてが雅紀でよかった…
「うん…雅紀。お誕生日…おめでとう…」
「ありがとう…翔ちゃん…」
暫くじっと二人で抱き合った。
「さて…次は俺のプレゼントあげようかな」
智くんが起き上がった。
「え…?俺、まだ無理…」
「ふふふ…」
智くんは意味深な笑みを漏らすと、雅紀を押し倒した。
「お前なあ…俺の誕生日の日から調子に乗りやがって…」
「え?え?え?」
「俺、一回もお前に挿れてないんだからな!」
「ええええ!?」
「だから、今日は翔ちゃん方式で、お前にプレゼントしてやるよ」
にやりと笑うと、ローションを手にとった。
「あ…まじでか…」
「まじだ」
キリっと男らしい顔で言う、ミニスカサンタの智くん…
あ…
「智くん…」
「え?」
「俺にやらせて?」
「えっ」
「俺、ほぐしてみたい」