第1章 しあわせはここにある-parallel-
陵辱はまだ続く。
打ち上げ、いかなきゃいけないのにな…
皆、俺がどこ行ったか探してるかな…
「おい、大野っ…なに気の抜けたツラしてんだ」
そう言って腹を殴られた。
「うっ…ぐっ…」
「おおっ、締まる…」
俺はそれを冷たい目でみてやった。
ソイツは俺の顔を見ると、顔をゆがめた。
「そんな目で見るなっ!」
目の前に火花が散った。
初めて顔を殴られた。
脳みそに衝撃が走った。
「なんだよその目は…いつもいつもバカにしやがって…」
いうなり、ものすごいスピードで腰を動かし始めた。
「うっ…あっ…」
「感じろよ…キモチイイんだろ?」
「そ、んなわけあるか…ヘタクソ」
唾を吐きかけた。
初めて反抗した。
ソイツは逆上して、俺はボコボコに殴られた。
周りの先輩が止めて、あまり酷いことにはならなかったけど。
その代わり、その場にいた全員にめちゃくちゃにヤられて、精液を体中にぶっかけられた。
なんだよこれ…
どうやって洗うんだよ…
皆に、バレんだろ…
虚ろに自分の身体を眺めてたら、ドアが開いた。
「大野ー?」
事務所の人間だった。
バタバタと先輩たちが逃げる音がする。
俺は動くことができなかった。
「なにやってんだ!!」
怒号が響いた。