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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第2章 アザリア


目が、離せなかった。


とても鮮烈で。


天使みたいだと思った。


細くてちっこくて。


目が大きくて、潤んでて。


初めて喋った時、きらきらした目で俺を見てた。


自己紹介してにっこり笑ったら、八重歯が見えた。


女の子みたいにキュートだった。


それからずっと目が離せない。


時々、目が合う。


熱っぽい目で見られる。


…俺のこと、見てる。


ずっと見てる。


動けない。


俺はあの視線に、今も縛られてる。
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