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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第9章 きみどり scene4


お互いの腰を擦りあった。


「ごめんね…智の初めて…」


「ううん…かずにあげられてよかった…」


なんか…恥ずかしい…


ぼふっと枕に顔を埋めたら、かずが笑い出した。


「あなた…なんで今日はそんなにかわいいのよ…」


「しっ…知らないっ…」


知るか。


俺、かわいいか?


35歳だぞ…?


かずの腕が俺を引き寄せた。


「顔、見たい…」


つんつんと頬をつつかれた。


仕方なく、かずの顔を見た。


にこにこ笑ってる。


嬉しそうに…


本当に嬉しそうに…


「かず…」


「ん…?」


「好きだよ…」


「うん…俺も…好きだよ…智…」


ちゅっとキスが降ってきて。


目を閉じると、なんだかふわふわして。


「もう、寝な?智…」


かずの優しい声が降ってきて。


「うん…」


返事をしたところまでは覚えてる。




起きたら、かずの胸に抱かれてた。


なんか恥ずかしい…


いつもと逆で…


もぞもぞしてたら、かずの目が覚めた。


「おはよ…智…」


「う…ん…」


照れくさくて、腕をすり抜けてかずを抱きしめた。


ぎゅうっと抱きしめて、かずのにおいを存分に吸い込んだ。


ああ…落ち着く…
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