第7章 虫襖-ムシアオ-
「んーっ…やめてっ…大野さんっ…」
そう言いながらも、喘ぎが止らないニノ。
本当はもっと汚して欲しいんだよね…
気持よくなりたいんだよね…
わかってるよ…
汚してあげる
15年経って、やっとニノの愛し方がわかった。
傷つけないといけない。
汚さないといけないんだ。
俺はニノに向かってにっこりと微笑んでやった。
そんな俺を見て、ニノはまた涙を流した。
そっか…そんなに嬉しいんだね。
じゃあ何回でも、お前の前で他人を抱くよ。
お前が喜ぶならね。
リーダーを解して、準備ができたら後ろに立つ。
「いくよ…」
ぐいっとリーダーに押し入ると、今度こそニノは目を閉じた。
「こっち見ろよ…」
「やだっ…」
「見ろよっ…!」
リーダーが手を伸ばしてニノの顔をこちらに向けた。
「ほら…ちゃんと俺たちを見て?感じるでしょ…?ニノ。こんなにおっきくして…」
そういうと、リーダーはニノをまた口に含んで舐めだした。
「あっ…あ…やめて…やめてよ…もう…」
そう言いながらもニノは感じてて。
身体がビクンビクンと跳ねた。