第6章 きみどりscene3
智にいいように身体を揺さぶられてるのに、俺の身体は敏感に反応して。
智の触ったところ、全部気持ちいい。
腰を持ってる手ですら気持ちがいい。
「あんっ…ねえっ…智っ…」
「なに…」
荒い息の隙間から返事を返してくれる。
「イクときは顔がみたい…」
言った途端、後ろからすっごい強い力で抱きつかれた。
「いたたたい…」
「かずっ…かずっ…」
「なんだよっ…もうっ…」
「俺も…世界一大好き」
「えっ…」
「あっ…かずっ…そんな締めるなって…」
「だってぇっ…ばかっ…」
智の手が、少し緩んだ。
俺の中から出て行くと、キッチンの床に押し倒した。
足を抱え上げると、また深く俺を穿った。
「あああっ…智っ…もっと…!」
「かずっ…かわいいよ…好きだよ」
「もっと…もっと言って…智…」
「すき…好きだよ…俺の…かず」
かあっと顔が赤くなった。
”俺のかず”なんて言い方したの、初めてで。
そもそもこの人が、人に対してこういうこというのなんて聞いたことなくて…
「うん…俺、あんたのものだよ…」
そう言うと、照れた顔して抱きしめてくれた。