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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第4章 灰紫


ゆっくりと身体じゅうを舐めてやる。


翔が俺にしてくれたように。


じらすように、いやらしく。


その間もずっと、俺はアソコを翔の身体に擦りつける。


屈辱に塗れればいい。


その山のように高いプライドを、突き崩してやる。


翔のソコが半分起き上がった。


俺は勝った。


すぐに手で握りこんだ。


「んっ…ぐぅっっ!」


「気持よくなろ?ね?昔みたいに、さ」


ゆるゆると扱いていると、だんだん熱を孕んで固くなってくる。


翔のクセなんて知り尽くしてる。


あのころ、散々やらされたんだから…


俺の手の中で、あの頃のように翔が固くなった。


「ふふ…翔、かわいいね…こんなになったよ…」


頬を紅潮させて、翔が俺を睨む。


「そんな顔したって無駄だよ…」


そう言うと、転がってたローションを拾い上げた。


それをみたら、翔が暴れだした。


俺はシーツで翔の上半身をくるんだ。


ぎゅっと上から押さえつけて、馬乗りになって身体を押さえた。


「諦めなよ…」


「ふざけんなっ…ふざけんなよぉっ…」


一筋、涙が零れた。


でもそれは、俺には見えないんだ。
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