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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第4章 灰紫


「翔ちゃんっ…何するのっ…」


「智…甘いんだよ…こうするんだよ?」


智を放っておいて、俺は潤の足を広げると、ローションを垂らしてそのままぐいっと潤の中へ入った。


「ああっ…翔くっ…」


潤はぐうっと身体を反らすと、そのまま虚空に白濁を放った。


「あっ…おっきいっ…翔くんっ…」


「潤は素直だね…」


そういうと、潤に覆いかぶさって髪を撫でた。


「あ…やめてぇ…翔ちゃん…」


「智くん…みて…潤、気持ちいいって…」


潤の出した白濁を指に取ると、智の唇に伸ばした。


「んっ…やめてよ…俺を抱いて…翔ちゃん…」


「せっかく俺からプレゼントしたのに…智が甘いことしてるからだよ…?」


「やだぁっ…乱暴なことするなら、俺にして?俺だけにしてよっ…」


もがきながら、俺に近づいてきて、キスを迫る。


俺は潤の中に入ったまま、それを受ける。


いやらしく動く舌が、俺の唇を這う。


「翔…好き…どうしたらわかってくれるの…?」


「わかってるよ…智…」


潤んだ瞳を俺に向けると、また切なげな目をした。


だから…その目…


俺以外にむけるから。


こんなことになるんだ。

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