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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第4章 灰紫


俺はベッドに上がると、潤のシーツを剥いた。


そのまま潤に跨った。


潤んだ目で俺を見上げる潤の唇へ近づく。


「翔ちゃんっ…」


智くんが叫んでる。


もっと…抉られて…?


俺と潤の唇が重なると、悲鳴ににた声が智くんの口から漏れた。


「なんでぇっ!?なんで?」


泣きながら俺に抱きついてくる。


「智くんがしないから…だって、見て?潤、苦しそうなんだよ?」


潤には薬を飲ませてある。


潤の中心は破裂しそうになってる。


「あ…お願い…触って…お願い…」


潤が懇願してくる。


「ん…潤…待ってろよ…気持よくしてやるから…」


「翔ちゃん…」


「智くんがしないからだよ?」


じっと見つめると、智くんの顔が歪む。


「ヤダっ…やだっ…俺がするっ…」


智くんは俺を押しのけると、潤に跨る。


「ごめんね…潤…」


「リーダーぁ…」


潤が震える手で智くんを引き寄せる。


智くんはバスローブを脱ぐと、裸のままの潤を抱き寄せた。


「ごめん…俺が好きなのは、翔ちゃんだけなんだ…」


「わかってる…それでもいいから…ちょうだい…?俺に…」


潤が目を閉じた。


その横顔は、美しい。
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