第4章 灰紫
俺はベッドに上がると、潤のシーツを剥いた。
そのまま潤に跨った。
潤んだ目で俺を見上げる潤の唇へ近づく。
「翔ちゃんっ…」
智くんが叫んでる。
もっと…抉られて…?
俺と潤の唇が重なると、悲鳴ににた声が智くんの口から漏れた。
「なんでぇっ!?なんで?」
泣きながら俺に抱きついてくる。
「智くんがしないから…だって、見て?潤、苦しそうなんだよ?」
潤には薬を飲ませてある。
潤の中心は破裂しそうになってる。
「あ…お願い…触って…お願い…」
潤が懇願してくる。
「ん…潤…待ってろよ…気持よくしてやるから…」
「翔ちゃん…」
「智くんがしないからだよ?」
じっと見つめると、智くんの顔が歪む。
「ヤダっ…やだっ…俺がするっ…」
智くんは俺を押しのけると、潤に跨る。
「ごめんね…潤…」
「リーダーぁ…」
潤が震える手で智くんを引き寄せる。
智くんはバスローブを脱ぐと、裸のままの潤を抱き寄せた。
「ごめん…俺が好きなのは、翔ちゃんだけなんだ…」
「わかってる…それでもいいから…ちょうだい…?俺に…」
潤が目を閉じた。
その横顔は、美しい。