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【R18 ハイキュー!!】幼なじみ 赤葦京治との場合

第2章 欲張りは失恋のはじまり



「私、何かした?」

「いあ、いや違う、そうじゃない」

「なに……?」

「………」

京治が言いよどむなんて珍しい。

「……お水、もらってもいい? 喉乾いちゃった」

空になったアイスコーヒーのグラスを片手に立ち上がる。

「…ぁっ!」

「おいっ」

正座してた足がしびれて、よろける。

まずい、グラス、落としちゃう……!

とっさに前にいた京治の肩を掴む。

「……っ!」

「おい、危ないって」

ちょっと、そんな強く身体引っ張らないで……

「わっ……」

そのまま倒れ込む。

顔が京治の胸に当たってる。

京治の脚の間にお尻を突いた状態で、抱き込まれてる……

「あ、ご、ごめ……」

「……」

ハーフパンツから出ているお互いの生脚が触れてる。

……なんだろ、変だ、私

恥ずかしい……

京治、何か言って。

「け、いじ……?」

黙ったままの京治を窺う。

喉仏がコクンと動くのがわかる。

とっさに掴んだTシャツの下から、トクントクンと京治の心臓の音が伝わってくる。

速い。

いつも冷静な京治でも、焦ることあるんだ……

「あ、あの京治……?」

身体を離しながら見上げると、

「んっ……んん……!」

キス、されてる……!?

ひんやりした京治の舌が唇の間から侵入してくる。

「ぁ…ん………んんっ……」

口の中で、味わったことがないモノが動いてる。

私の舌を捕まえてからまる京治の舌が、どんどん奥を侵食してくる。

キス、激しい……唾液を呑み込む余裕すらない……

京治の手が、肩から腕をさするように落ちていく。

京治、急にどうしたの……

「……っ!」

キスしたまま押し倒される。

両手首をはりつけるように床に縫いとめられる。

「怖い?」

ゾクリとするような眼差し。

上に乗っかった状態で私を見下ろしてる京治……

別人みたい。




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