第2章 女の感は働いたり働かなかったり
銀時「誰が糖尿病だ、予備軍だっつの。ほら、帰るぞ。」
「予備軍って…あ、はい。」
立とうとしたその時、恐怖の延長線か安堵のせいか
腰が抜けて立てなかった。動けない…。
「銀さん、ダメです…腰が抜けて立てません…先に帰っててください。」
銀時「はぁ!?お前何言ってんの!?さっき銀さん言ったよね!?それにあんな場面見たら普通帰れないよね!?」
「あはは、そうですよね、ごめんなさい。じゃあ立てるようになるまで少し待ってもらえますか。」
すると銀さんは私の目の前にしゃがんでそのまま動こうとしない。
「な、何であえて私の前に座るんですか…」
銀時「乗れ。」
「へ?」
銀時「おぶってやるって言ってんだ。さっさと乗りやがれ。」