第2章 女の感は働いたり働かなかったり
とはいえ、昨日材料をほぼ使ってしまった為
冷蔵庫の中身は空に等しかった。
「んー…ご飯は少し炊くとして…卵焼きと味噌汁くらいしか出来ないな…」
幸いネギが少し余っていたため、それを味噌汁に
後はシンプルに卵焼きを焼くことにした。
でも私、卵焼きの味付けは大丈夫なんだけど
形上手くできないんだよね。
というわけで、端っこは切って誤魔化すことにした。
作り始めて少しすると神楽ちゃん起きてきた。
神楽「おはようアル〜。なんかすごい良い匂いするネ。」
「おはよう、早く目が覚めたからご飯作ってたの。」
神楽「ほんとアルか!!たっ、卵焼き!!姉御の卵焼きとは月とすっぽんアル…」
「姉御?神楽ちゃんお姉さんいるの?」
神楽「私じゃないネ。新八ネ。」
「へぇー、新八君お姉さんいたんだ。」
新八「おはようございます。」
噂をすれば新八君の登場。
私はおはようと挨拶をして、ご飯を居間まで運んだ。