第18章 休みの過ごし方は人それぞれ
翌朝、眠たいながらも布団から二人は離れ目を擦りながら寝室を出る。銀時はまだ寝ている神楽を起こすべく押入れへ行き、天音は顔を洗うため洗面所へ向かう。顔を荒い歯を磨き終わり銀時と神楽のいる部屋へと戻った。
『あ、神楽ちゃんおはよう、明けましておめでとう。』
神楽「明けましたおめでしたヨ〜。」
銀時「ほれほれ、さっさと用意して出かけっぞ。」
神楽「何アルか。銀ちゃんの癖に珍しいアルな。」
普段なら面倒くさがって正月だとか関係無く家から出たがらないのに何故今日に限って外出しようと言い出したのか理解出来ない神楽は気だるそうに答えた。余りにも珍しい事を言うので地震でも嵐でも来るのだろうかと内心冷やかしていた。
銀時「初詣だ初詣。昨日やり損なったからな。」
『あっ…その都度はどうもすいませんでした。』
自分のせいで出来なかったことを悔やみ天音は銀時に深々と頭を下げた。銀時は気にするなと一言言い、神楽にさっさと支度をするように急かす。そしてまだ新八が来てない事に多少の苛立ちが募る。
銀時「新八のやつ何で今日に限ってくんのおせェんだよチキチョー。」