第7章 何事も経験あるのみ
天音side…
神楽「そんな慌ててどうしたアルか?」
バタバタバタ…ガラガラ…バタンッ!
私は神楽ちゃんの言葉を無視して一目散に風呂場へ走り扉を閉めた。
…銀さんのバカバカバカ!!
人が心配してたらからかうなんて!!
真顔であんな事言われたら誰だって照れるし!!
もう土方も銀さんも…
よくもまぁそんな恥ずかしい事をペラペラと……
「土方さんが私の事を想ってくれてるって分かったらあの時の行動も何となく分かるけど…銀さんってほんとによくわかんないや……」
こんな言い方すると土方さんに悪い言い方してるみたいで何か嫌だけど…。
辻褄が合うって言うかなんて言うか。
いろんな事にびっくりしたって言うのは本当。
お妙さんにも言った通り、こんな私の事を好きだって
言ってくれる人がいるなんて思いもしなかった。
しかもその人が新撰組の副長ともあろう人が。