第6章 忘れたい物事ほど思い出す
妙「じゃあとりあえず私天音ちゃんっていう子が帰ってくるまでここに居ようかしら。」
という訳で銀時達はそんなお妙を断る事など到底出来ず、早く帰ってきてくれと、色んな意味で思う三人だった。
その頃天音は、すっかり道も覚え順調に道を進み新撰組の前へ辿りついていた。
だが入口には誰もおらず、この前のように山崎とタイミング良く出くわす事も無く、入口の前でしばらくウロウロしていた。
土方「おい、そこで何ウロウロしている?誰だ?」
そんな時天音とは知らず、パトロールから帰ってきた土方が声をかけた。
その声に気づいた天音少し驚き肩をビクつかせたが、ゆっくりと声のした方へ顔を向けた。
天音「…ひ、土方さん…。」
土方「お、お前…。」
天音だと気付いた瞬間、土方は戸惑いを隠せず語尾が詰まる。