第6章 忘れたい物事ほど思い出す
申し訳なさそうにそう話した銀時に天音は優しく笑った。
天音「銀さん、自分を責めるな。でしょ?銀さんあの時体調悪かったんだし、それでも守りに来いだなんて、そんながめつい事しませんよ?私。」
銀時「え。お前まさか俺が本当に体調悪いと思ってたわけ?」
あの演技を真実だと勘違いする天音にキョトンとする銀時。
そんな銀時のセリフにキョトンとする天音。
天音「………えぇぇぇっ!!!あれ嘘だったんですか!?酷い!本当に心配したのに!!」
銀時「心配してた割に出てったけどな。あの時は本当銀さん悲しくて死んじゃうかと思ったわ。」
天音「え、でも神楽ちゃんが…」
真剣な顔をしながら言う天音に銀時は吹き出してしまった。
銀時「アハハハハ!!あんなの嘘に決まってんだろ!神楽がそんな夢持つ学生みたいな事言うわけねーだろ!」