第5章 相手の気持ちなんて結局は相手本人にしか分からない
土方が去った後、銀時は部屋に戻り
新八と神楽を無視してそのまま寝室へ入っていった。
銀時「アイツに何されたんだよ、そんなに目の周り赤くなるまで。」
銀時はすやすやと眠る天音の目を優しく指で撫で、切なげな表情で見つめた。
銀時「守ってやれなくてごめんな。ヒーロー失格だ。」
その様子を襖の隙間から見ていた新八と神楽は
襖の奥にいるふ二人の事をずっと心配していた。
新八はその日は家に帰らず万事屋で夜を過ごし
銀時が出てくるのを待っていたが
その日、銀時が寝室から出てくることは無かった。