第5章 相手の気持ちなんて結局は相手本人にしか分からない
しばらくの間天音は泣き止まず
最終的に泣き疲れて気を失ってしまった。
まともに謝ることも出来ず、気持ちを伝えることすら出来なかった。
天音の方がきっと辛い思いをした、
土方もそれは分かっていたが自分自身で関係を
ぶち壊してしまったと思うと胸が張り裂けそうな思いだった。
後悔してもしきれなかった。
とにかくもう送っていかないとダメだと思い
天音をおぶって踵を返した。
土方「俺ァ一体どんだけ無心で歩き続けたんだ…コイツが軽くて良かった。」
二人がいた場所から万事屋までの距離はかなり離れていた。
これだけの距離を天音に付き合わせたと思うと
余計に申し訳ない感情だけが募っていった。