第1章 憂鬱、混乱、そして出逢い
近藤「そう言えばお嬢さん名前は何て言うんだ?」
ほかの事に気が行き過ぎて自己紹介を忘れていた。
名前…そう、私の名前は…
「一条 天音と言います。」
近藤「天音ちゃんか!いい名前だな!これからよろしく!」
こちらこそよろしくお願いしますと返事をして
ふと、あの人の事をハっと思い出す。
「あの、近藤さん、副長さんは何処にいますか?お礼を言いたいんですけど…」
近藤「あぁ、トシの事か、トシは確かここを出て右にまっすぐ言ったところでタバコでも吸ってるだろうから、行ってこい!」
「はい、ありがとうございます!」
そうして私は言われた通りの道を進み、部屋を後にした。