第3章 人は一人では生きては行けないもの
近藤「まぁ、お前があの子にどんな感情を持とうが、俺はただ応援するだけだ。過去を精算するのも大事だぞ。」
過去の精算。
近藤さんが言っているのはきっと総悟の姉、ミツバの事だろう。
「だから別にそんなんじゃねーって。ただ…」
近藤「どうした?」
「アイツは周りにいる奴等と違いすぎる。これは本人にも言った。まぁ分かってなかったようだがな。」
近藤「確かにな。この時代の事を何も知らない未来の人間。…だからこそ、だろ?」
「ふっ、どうだかな。」
この感情が恋愛感情なのか、そうでないのかは
まだ自分にもわからなかった。
だから誤魔化すしかなかった。