第1章 憂鬱、混乱、そして出逢い
山崎「とりあえず無事目も覚めたことだし
大丈夫そうならみんなの所へおいでよ。」
「みんな、ですか?」
山崎「そうそう、副長が女連れてきたとか騒いでてうるさいかもしれないけど、みんな心配してたから!」
どうして女を連れてきて騒ぐんだろう?
新撰組が何だか思い出せない、頭が回らない。
普段使わない頭をフル回転させるも、
思い出せないものは思い出せない!キリッ
分からないものは分からない!キリッ
と、心の中で開き直る。
山崎「どうしたの?まだ具合悪い?」
一人で難しい顔をしている私を気遣ってか身体の具合を心配そうに聞いてきた。
「あ、いいえ、大丈夫です。
副長さんにもお礼が言いたいのでみなさんの所に連れていってください。」
そう言って私は山崎さんの後をついていった。