第70章 打ち上げ会場
松本視点
S「ははは それは 無理でしょ?」
翔さんが豪快に笑う。
A「大倉くんは関ジャニじゃん!」
相葉くんが指さして言う。
亀梨「KAT-TUNの海外公演も無理ですか?」
少し寂しそうな顔の亀梨くん。
O「それは お前らの働き具合じゃね?」
リーダーが真面目に答える。
A「そうそう
一つ一つの仕事に真摯に向き合えば『お話』はオノズと来る!」
相葉くんが胸を大きく張って言う。
大倉「おお!」
感動している顔のたつ。
S「待ってても ダメだぞ!」
翔さんがたつに向き合う。
「うん(確かに)
『何をどんな風にしたいか』とかは、常に考えて『それ』になる様に行動してないとなぁ」
亀梨「何を…どんな風に…」
考え始める亀梨くん。
(二人とも ちゃんと自分とグループのレベルアップ考えてるんだな 負けらんねいな)
本郷「ああ まだここにいた!社長がおまちです」
本郷くんが走ってきた。
O「え!」
びっくりした声を上げるリーダー。
S「ヤバいね いそご!」
翔さんが走り出した。
みんなで翔さんを追って行く。
大倉「すみません 御迎えに来たのに!!」
たつが青い顔して一緒に走る。
「大丈夫 たぶんな」
大倉「ほんと すみません」
パーティー会場の入り口の直ぐ傍に ポツンと立つ社長ジャニー。
社長「きたきた。YOUたち 遅いよ」
シャンパングラスを持ったまま 笑顔で手を降っている社長。
S「お待たせしました。」
O「しました」
二人が駆け寄って頭を下げる。
俺たちも駆け寄って頭を下げる。
亀梨「すみません 迎えに行った俺たちが、足を止めさせてしまって!」
亀梨が慌てて俺たちの前に割って入る。
社長「本当だよ YOUたちも 帰ってこないから 寂しかったよ」
拗ねっ子みたいな態度で、シャンパングラスをテーブルに置く。
亀梨「つい…コンサートの感想とか言っちゃってて」
大倉「そうなんです。あんな素晴らしいLIVE見たら!興奮がおさまらなくて」
たつがシュンと肩を落として社長に話しかける。
「こちらも ついつい話し込んじゃって…」
二人の援護になるような言葉を社長に送る。