第70章 打ち上げ会場
二宮視点
うっとおしくくらい近い相葉さんが潤くんに「着替え もうすぐ終わるから!」っと へらへらした声で言う。
「すみませんね 遅くて!」
指がうまく動かない。
A「ニノはケガ人なんだから 慌てない!!」
やかましい人が帰ってきた。
S「そうだぞ 相葉くんがナンデモしてくれるよ」
翔さんの声がやらしい。
「あー そうでしたね」
A「だから ほどほどにしてよ」
顔をクシャっとして、あわあわしている。
藤渕「お! みんな揃ったな 車 動かしていいか?」
藤渕さんの声が聞こえた。
S「あ はい 大丈夫です」
翔さんが返事をする。
藤渕「車 動くぞ」
(はーい)
車が動き出した。
(ああ…薬が効いてきたのかなぁ 眠い…
眠たい )
O「いくよ」
大野さんの声が聞こえた。
(あ 完全に寝てた)
体を起こすと、目の前に大野さんの手がある。
「うん」
差し出された手をとる。
(あったかい手…)
大野さんの歩くスピードに合わせて体を動かす。
スタッフ「イラッシャイマセ」
一斉に頭を下げる男性たち。
S「ああ ありがとう」
スタッフ「ドウゾ」
ボーイ達が大きな木製の扉が開き 中に誘導してくれる。
中に入ると、壁一面の宛に歓迎 嵐様っと書かれた花が飾られている。
(すごい匂い…混ざりすぎ…)
A「すごい 花!!」
相葉くんが贈物の花を観察に行く。
亀梨「お疲れ様です」
大倉「お疲れ様です」
スーツを着た亀梨和也と大倉 忠義が近づいてきた。
S「ああ お疲れ」
翔さんが手をあげた。
A「亀ちゃん!」
亀梨「はい」
相葉くんと亀梨くんが良い音のハイタッチをする。
大倉「お疲れ様です」
大倉くんは潤くんの方に近づいていく。
M「どうだった?」
潤くんが自信一杯の声で二人に聞いている。
(潤くんの演出は最高だよ)
亀梨「すごい。もう もう凄すぎです
俺も KAT-TUNも海外公演したい!って思いました」
亀梨くんは潤くんに向かって話している。
大倉「俺は もう 嵐になりたいっす!」
大倉くんも興奮して言う。
(ふっ なれないよ!)
S「ははは それは 無理でしょ?」
笑う翔さん。
(そうだね!ここは俺の場所だもん)