第22章 確認していこう！！

櫻井視点

気合いを入れ直して　歌って踊っていると『翔くん』っといきなり潤がマイクを使って俺を呼ぶ。


潤の方を向くと

　潤が体ごと俺の方を向いて“立ち位置”を修正するジェスチャーをする。


（ん　結構前に出てるな）

潤に　分かった　っと手を動かし　修正を伝える。


🎵キュキュゥン　ジャーン

ピカンチのフィニッシュをきめ、次のダブルにそのまま　進む


　潤と和也が話している。


（次も　激しめダンスだな）



ｽﾀｯﾌ『すみません　機材チェックします　お時間ください』
　運営スタッフから　全体連絡が入る。


（チェック？）

周りを確認する。

　ステージ下でスタッフ達が動いている。




　雅紀がしゃがむ。


（ん…）
何気に雅紀の背中を見る。


　ユラユラ湯気が上がっている。


（おぅおう　熱が溢れてるよ…）


Ａ「ふぅん！」
　いきなり鼻息を荒くする雅紀。


（びっくり…なに？気合い入れ直したの？）


しゃがんでいるから　頭から全部見える雅紀を見ている。


Ａ「大丈夫…　みたいに…」
　ブツブツ言って拳を小さく振っている雅紀。

（でた　自分応援…）


Ｏ「心の声が漏れてるよ」
　智くんがボソッという。


Ａ「え？」
　びっくりした顔で見上げる雅紀。


　しれーっと空を見ている智くん。


「ふふ（貴方らしい…）
　気付いているのは俺らだけだよ」
肩をポンポン触る。



Ｍ『俺たち着替えしまーす』
　マイクを通して、休憩を宣言した潤。



「休憩だって！いこう」


Ａ「う　うん」
　立ち上がる雅紀。






大野視点

翔くんが気になりながら　自分の所に戻る



（あんまり　側に居ると　みんなが変に心配するし

　翔くんが嫌がる…）


『翔くん』っと松潤がマイクを使って呼ぶけど、仕事のトーンだから自分のダンスをする。

🎵キュキュゥン　ジャーン

ピカンチのフィニッシュをきめ、次のダブルにそのまま　進む



ｽﾀｯﾌ『すみません　機材チェックします　お時間ください』
　運営スタッフから　全体連絡が入る。


（はぁ…）
張っていた気をふっと抜く。


　しゃがんで何かブツブツ言っている相葉ちゃんの背中を見ている翔くん。



「ふふ　心の声が漏れてるよ」

空を見て
（はぁ…　喉乾いたなぁ…）