第22章 確認していこう！！

相葉視点

体を勢いよく立たせて　元気をアピールする。


ｽﾀｯﾌ「大丈夫ですか？」
　直ぐスタッフが走って来た。

Ｍ「大丈夫！　さっきの当りからそのまま流して！」
　松潤が手を上げ、合図をだす。


Ｓ「すみません　よろしくです！！」
　翔ちゃんが思いっきり頭を下げている。

ｽﾀｯﾌ「ああ　怪我がなければいいんです」
　その行動にアワアワと慌てるスタッフ。

「すいません、すいません。ごめんなさい」
両手を合わせて、色んな方向にいるスタッフに頭を下げる

ｽﾀｯﾌ「では　曲流します！！」


「お願いしまーす」




　　　🎵～　🎵～


〝五里霧中〟のイントロが流れる。


「本日はぁ　あめぇなりぃ🎵本番は　晴天！！」
（マイクを通さなければバレないよねぇ）


歌いながら　空を見る。


Ｍ『ここで　挨拶ね』
　松潤からの指示が飛ぶ。


「ほーーい」（もりあがってるぅぅぅ）
手を振って返事をする。


　肩に感じている湿った空気から　ポツポツと水滴に変わる。


Ｓ「雨　きたぞぉ！！
　翔ちゃんが大きな声で言う。


　スタッフ達がバタバタ走っている。



Ｎ「降り出した…」
　掌の上の水滴を確認して、空を睨むニノ。

「ねー　ひどくなんないと良いね」
ニノと同じように掌の水滴を見ている。


（コン位なら　平気なんだけどなぁ…）



ｽﾀｯﾌ「すみません、マイクにビニール巻いてください」
　ビニール袋を差し出すスタッフ。


Ｓ「雨避け？防水じゃねーんだ」
　翔ちゃんがビニールを受け取ってから言う。



ｽﾀｯﾌ「すみません　お願いします。」
　ペコペコ頭を下げるスタッフ。


「オーケー　マイク濡らさないようにするよ！！」
ビニールを貰ってマイクにかぶせる。



Ｍ『次〝ハダシの未来〟はスタンドの上げ下げだけ　確認します
　　確認後　音楽そのまま〝a Day in Our Life〟に行ってください』
　潤ちゃんがどんどん曲を進めていく。


（まってよ　まだマイクが…）


じゃぁじゃぁんん
〝ハダシの未来〟のイントロギターが流れる。


『　Na na na Naaa NaNa……　』
スピーカーから俺たちの声が出る。


　スタッフ達がマイクスタンドをステージにセットしていく。