In the cherry-colored sigh
第1章 安らぎをもたらす雛鳥は
「………やっぱり寝れない。
君がそこにいるせいだよ。
ほら。
何がですかって…こっちに来なよ。
僕と一緒に寝たいんでしょ?
………ふぅん。
照れてるんだ?
人の応接室で昼寝していて恥ずかしくなかったの?
ならここに来ることだって恥ずかしくないよ。
ほら、隣、来なよ。
……最初から大人しく来ればよかったのに。
ふぁ~………今度こそ眠い…。
chu。
………何、鳩が豆鉄砲喰らったみたいな顔をして。
いいから寝るよ。
おやすみ………ふぁ……」