【イケメン戦国】 戦国武将へのサプライズ<R18>
第6章 ~光秀~
光秀「入れ」
通された部屋の中は薄暗く、見事なまでに何も置かれていない。
「光秀さん、ここに住んでるんですか?」
光秀「いや。ここは“悪い事”をするための場所だ」
「えっ・・・!」
思わず身を引くなおに、光秀が笑う。
光秀「冗談だ。人に聞かれたくない話をするために、こういう場所をいくつか持っている」
「あ、そうですか」
二人向かい合って腰を下ろす。
光秀の顔を伺うつもりが、うっかり唇に目が留まってしまい、慌てて視線を外す。
光秀「聞きたいことはあるか」
いつもと変わらぬ表情で、なおに尋ねる。
一瞬躊躇った後、
「あの、なぜ私に・・・その、口づけを・・・」
正直に伝えることにした。
「とても驚きましたし、その後も、思い出してしまって・・・」
僅かに頬を染め、なおが俯いた。
光秀「なぜ・・・か。 わからぬか?」
なおの目の前までにじり寄ると、顔を下から覗き込むようにして、
光秀「お前は、嫌いな男に口づけたいと思うか?」
「・・・思わない、です」
光秀「簡単な事だろう」
顎に指を伸ばし、なおを上向かせると、顔を近付ける。
光秀「嫌なら拒め。戸は開いている。そこから逃げればいい。」
唇が触れる寸前に、目が合う。
「・・・っ」
光秀「なお・・・」
顔を傾け唇を重ね、音を立てながら味わう。
冷たい手でなおのうなじを引き寄せ、更に深く口づけながら、もう片方の手で帯に触れる。
光秀「解けば逃げられなくなるが、いいのか?」
口づけが首筋に落とされる。唇と舌で愛撫し、強く吸い上げる。
「あっ・・・!」
紅い痕を指でなぞり、光秀はニヤリと笑う。
光秀「そそる声だ」
なおのその唇に、舌を入れる。