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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第52章 初恋苦し(北信介)完結


「早よおいで
息苦しそうやんか」

手招きする婆ちゃんに頷き
布施を部屋に運ぶと
ドン、と敷かれた布団
寝かせるだけ
寝かせるだけやけど…
なんちゅーか
生々しいと言うか…
いや!変な意味やなく!

「オトコノコやね、信ちゃん
まぁ、気張りや。
婆ちゃん耳遠いフリしといたるから」

焦る気持ちを見抜かれて
ポーカーフェイスも形無しで
そそくさと婆ちゃんの横を通り過ぎ
部屋の戸を閉めて
布施を布団に寝かせる

ふわりと上がってきた
俺の匂いと布施の香り
ソッと頬に触れると
熱と汗が指に伝わり

『…ん、、』

吐息が吐き出される

…なんやこれ
なんか…もっと触れ…たい。

「布施?
起きへんのん?」

耳に声を落とすも
もちろん返事はない

「…起きて止めな
俺、止まらん…で?」

頬から指を移動させ
汗で張り付いた髪をかきあげる
閉じられた目
長いまつげが
寝息と共に揺れるのに
ゴクリと喉が鳴った
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