第50章 年下男子はお嫌いデスカ？（二口堅治）完結

もちろん間違いじゃないし
ヤれるモンなら
このまま突っ走ってしまいたい

でも、イキナリじゃ
姫凪もまた
怖くなるかも知れない

なにより、さ？

「お互い様じゃね？
姫凪も実は
もうチョットしたいっしょ？」

どうせ我慢するなら

『へ？！ま、まさか
そんなハシタナイ事
思うわけ…なくもないけ、ど…』

「ハハッ！顔見りゃ分かるって
結構エッチな気分になってるけど
最後まではまだ怖いしーとか
思ってるんでしょ？」

『うぅ…そ、そうだけど！
ギリギリまではって
さっき言ってた…じゃん』

「まぁな？
でも、俺だけ我慢ってのも
なーんだかなーって感じたし
せっかくなら
そこも二人一緒とかどうかなー？って」

アンタと一緒が良いな、ってさ。

『生殺し！？』

「お互い様だろ！」

"そうだった！"って顔する
姫凪と笑い合う

我慢も"アンタと一緒に"だったら
強引に突っ走るより幸せだ