第50章 年下男子はお嫌いデスカ？（二口堅治）完結

『…ヤバい…何か
凄いド真ん中…
堅治…もっとギューしたい
もっともっと…キスもしたい』

「…うん。俺も！
姫凪、来いよ
思っきりイチャつこうぜ？
真面目な俺をサボらせた分の
甘さ期待してっから」

姫凪を抱き締め
軽くキスを送ると
トロンとした目が
一瞬パチリと見開かれる

きっと昨日までの俺らなら
どっちもがココで引いて
甘い時間は終わってた

けど、今はきっと

『ちょ、サボっちゃダ…め…』

「戻って良いのかよ？
ココで…終わり？」

『…後で全力で勉強手伝う
だから…行かないで
堅治…好き…一緒に居たい』

「そのつもりしかねぇよ
素直なアンタが俺も好き」

うん、こうなるよな
いや、こうでなくちゃ…な。

またトロンと瞼を重くして
唇を尖らせる姫凪に
もう一度軽くキスして

「ずっと素直で居ろよ
ワガママもアンタの唇からなら
可愛いって思う…から」

唇を舌で割り
ヌルリと舌を捩じ込む