一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
身体を少し起こし
姫凪の頭を撫でると
『分かってる、けど…!
だめ、心臓止まりそう!
慣れてないって言ってるじゃん!』
大人感ゼロなセリフを叫び
俺を涙目で見つめる
ヤバイ。
これは余計に止まる気なくなる
「慣れれば?」
今すぐ慣れさせたい。
震える身体を抱く腕に
再度力をこめると
『そんな簡単に言わないでよ
年上のくせにってのも
分かってるけど…
こ、怖いんだもん!
真っ昼間だし
私、お風呂も入ってないし
サクラちゃんに比べたら
鮮度的にも
結構難ありかも…
やっぱり、無理~……!!』
とうとう涙まで出して
抵抗する姫凪
普通なら止まらない
別の哭き方させりゃ
俺も相手も
気持ちよい
終わりよければ全てよし、って
感じに持ち込むんだけど…
「あぁぁ!分かったから泣くなし!
アンタの気持ち無視で
無理矢理ヤれるなら
あの時止まってねぇから!
止まるから、泣くなって、なぁ?
とりあえず落ち着け」
チクショウ
スマン息子よ。
今日は我慢してくれ!