一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
「まぁ、これが今までの
流れ…って聞いてたか?
おーい。
聞いといて、飽きてんじゃねーよ」
俺の話を聞きながら
パラパラと雑誌を捲ったり
ラグの毛玉を取ったり
落ち着きない姫凪の頭を
軽く叩くと
『飽きてない!
えっと…なんていうか…』
モジモジしながら俺と床を
視線が行ったり来たりしてる
飽きてないのか?
…へーぇ?
俺の頭に浮かんだ予想はきっと
当たってると思う
なら、やる事は一個だろ?
「どうしたんスかー?
もしかしてさっき
飛び込みそこねたの
後悔してますー?」
姫凪の顔を覗き込み
"違う?"と
腕を広げてみる
『?!!』
わかり易すぎるリアクションに
広げた腕に閉じ込めてしまいたくなるけど
ただ抱き締めるなんて
なんか損だろ?
「なーんだ、違うのかよ
てっきり抱き着きたくて
ソワソワしてんのかと
思ったじゃんよ」
『ちょ、分かってて
言ってるでしょ!?』
「さぁ?なんの事」
『堅治なんか意地悪!』