一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
「ちょ、まじかよ?!
腰砕けなんの早くね?!
ゆーて、アンタの部屋まで
距離あんだけど!?」
『だって…堅治が…』
「俺のせいかよ!
…まぁ、いっか
あの時みたいに連れて帰ってやるよ
ありがたく思えよ」
ん?あの時って??
連れて行くって
な…にぃぃ!?
『ひゃ、ぁ!
なにするの!?怖い!高い!』
フワリと浮かんだ身体は
お姫様抱っこの形で
堅治の腕におさまり
「うっせ。
シラフだからって暴れんな
酔っ払ってる時は
あんなに大人しく抱っこされてたくせに
…あ~、大人しくさせて欲しい系?」
ニヤリと口角が上がっていく
『え?なに?
笑顔が怪しい…』
「知ってんだぜ
アンタの弱点」
そう言い終わった唇は
私の唇と重なり
甘く深い音を立てる
抱っこが恥ずかしいとか
店長さんが見てるとか
色々頭を過ぎったけど
深くて優しくて
甘ったるいキスは
私のゴチャゴチャした思考だけを
完全に止めて
堅治の唇を受入れる事だけを
頭に身体に伝えさせる