一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
『早退した身なので
呑気にコーヒー飲んでちゃ
仕事してる人に悪いから
結構です』
掴まれた腕を振って払い
背中を向けるけど
「…二口の事で!
話があるんだ!
布施さんに
話とかなきゃダメな事が!」
振り払っても掴まれる腕と
揺らされる心
『堅治の事で?』
ウソ…かも…
でも…店長さんの目は真剣で
「うん。
聞いて欲しい…それで…」
声は苦しく詰まってて
『なんですか?』
「俺を、嫌ってくれないか…」
足を踏み出せない
『どういう事ですか?
堅治に何か…したんですか??』
「チャント話すから
とりあえず中入って?
店はバイトの子に任せて
大丈夫な時間だから
裏で話すよ」
開いた裏口に吸い込まれる身体が
完全に固まって動けなくなったのは
「俺、二口にウソついたんだ
布施さんが俺と付き合うって
方向で考えてくれるって言った…って」
私と堅治が会わなかった期間の間の事を
聞いてしまったから