一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
「二口~
今日の予定は?」
「バイトだよ。
分かりきった事聞くな」
呼び止めた声に振り返り
長目の前髪を掻き上げる俺に
「またかよ!?
毎度毎度、予定がバイトってのもどうよ?
バレーボールしてるか
バイトしてるかじゃね?
マジ女とか居ねぇのかよ」
これまたいつもの質問
「居たら大学とバイトと体育館
往復してねぇよ
遅刻するから、もう行くぞ」
何度同じ様な会話を
何人にしたか覚えてない
決まって最後は
「なぁ!合コンしねぇ!?
テニスサークルの女子が
お前連れてこいって
うるせぇんだよ!」
こう来ンだよな
別に合コンが嫌いってわけでも
飲みが嫌いってわけでもねぇけど
「あ~…考えとく
とりあえずバイト行く。じゃあな」
乗り気じゃねぇ事はしない主義なんで。
「おーい!二口~!!
そんなバイト詰めて海外にでも行く気か?!」
「行かねぇよ
大学と体育館とバイトにしか
行く予定ねぇの」
ケラケラと笑いを返しながら
足はバイト先に向かう
そんなに楽しいバイトなのか?
別に…普通。
ダルい時がないわけじゃない
ホント普通のバイトだった。
あの人に逢うまでは。