一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第49章 煙の向こう側に笑みを(白布賢二郎)
俺の手を握るナナの手を払い
ひとつ、ふたつ
ボタンを止めて行く
「なんで?私の事キライ?」
「…普通。
でも好きじゃねぇから
もう…」
「好きになってなんて言わないよ…
泣きたいの、賢二郎の胸で
それだけだよ」
俺が閉じたボタンを乱暴に開いて
さっきよりも顕にした
大きくたゆる胸を俺にグッと押しつけ
手はユックリ下半身へ動く
ナナの強引さは
いつもの事で
ここまでされたら俺も男なわけで。
「ナナ…」
抑え効かず食ってた
据膳食わぬは…なんて思ってた
「賢二郎、きて?
好きな事いーっぱいシテあげる
仕事忙しいの?ヤツれてるよ?
ご飯も私も…食べて?」
「…こら、何やってんだ
いい加減にしねぇと…」
勿論"今までは"だ。
何度もはらうナナの手
押し返す身体
「説得力ない
ケンジロくんは素直だし…
冷たい事言って
冷めた顔してても
身体は素直な所は変わってないね
…好きよ、賢二郎…抱いて。」
それでも引かないナナに
少しずつ膨らむ違和感