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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第49章 煙の向こう側に笑みを(白布賢二郎)


こんなのいつぶりだろうな

『ビンタって!!
無理無理!殺される!!』

「死なない死なない!
こんな細くてちっさい手じゃ
蚊くらいしか殺せないってな~」

『そっちがデッカイだけじゃん!
ちっさいちっさい言わないでー!
なんか子供っぽくて嫌だし!』

「ハハッ!じゃあ、嫌でも子供に
見えなくなる様に
魔法掛けなきゃネ?
ほら、泣いてちゃ台無しになるカラ
笑えーー!」

笑わせる事に必死になるなんて

『ちょ、天童さんっっ
擽った!!止めてーー!
脇腹は卑怯ーー!』

「知らネ!
泣き虫にはお仕置きってな?
だから…もう泣かないでネ」

らしくないヨ
こんなチビちゃんに
こんな甘い声出して

『…泣いてないし…!』

「ハイハイ」

強がる元気にホッとしてるなんてさ

「さて、メイクするから
こっち向いて?
どんな感じにしよっかナー…っと。」

ご自慢の魔法道具を漁りながら
"これは?これは?"と
興味津々で聞いてくる
姫凪チャンに応えては
優しく肌に色を乗せて行く
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