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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第49章 煙の向こう側に笑みを(白布賢二郎)


私の事なんかまるで元からなかったみたいに
自分の用事を済ませて帰っていく背中に
拍子抜けしたような
ホッとしたような

そんな夜。

二度目の出会いが
すぐそこにあるなんて
思いも願いもしない

なるべくなら
会いたくない

それが、出会いだった。

二度目は…
またも夜だった

『また居る…
兄ちゃんどんだけ暇人なの?』

夕方、またもや
実家に帰って来てた兄ちゃんを
眉間にシワを寄せて見上げた

ワナワナする兄ちゃんに過る
イヤな予感は…
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