一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第49章 煙の向こう側に笑みを(白布賢二郎)
「鏡の前に普通はハンカチだろ
テンパりすぎかよチビ
ジッとしてろ…」
カバンを覗く顔を持ち上げて
ハンカチで唇についた白を取り除くと
ふっくらした赤がパクパクしてる
「なんだよ?嫌か?」
そう言ってから思い出した
カテキョに触られて男嫌いだったっけ?
しまった。
思い出させたか?
「”そういうつもり”じゃねぇから
安心しろ。ガキに興味ねぇよ
慌てた過ぎてたから
応急処置しただけ」
姫凪から離れて
さっきの席に戻り
缶コーヒーに口を付ける