一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第49章 煙の向こう側に笑みを(白布賢二郎)
「おい。そこ何回目だ?
なんで公式を使わねぇの?
公式無視で解こうとするとか
何様だ?」
類似問題が並ぶ
プリントが終わらない。
こんなもん一個解けたら
後は、同じ事の数字変えだろうよ
公式はさっき部室のホワイトボードに
俺がデカデカと書いた
三つの内のどれかを使えば良いだけ。
『どの、公式か分かりません…』
「はぁ?」
『ご、ごめんなさい!
バカです!』
涙目で俺を睨む姫凪に
「…あのさ?
お前スポーツ推薦とかじゃねぇよな?
一般で入って、このレベル?
受験本当にしたのか?」
思わず漏れる毒。