一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第49章 煙の向こう側に笑みを(白布賢二郎)
「…お前こそストーカー?
それともお前も家こっち?』
眉間にシワを寄せて振り返ると
『…違う…けど…』
モゴモゴと口ごもって
俺を見上げてる
若干イラつきながら
”なに?”と問い掛けた俺を
睨む様に見た後
『あ、ありがとう!
助けてくれて!!
それだけ、です!』
耳が痛くなる音量で叫び暗闇の中へ
走り去って行った
「声ウルセ…
つーか、そう言うのは
最初に言えよガキンチョ」
もう見えない背中に
呆れて呟き
アクビを噛み殺しながら
ユックリ帰路に付いた