一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第48章 小悪魔な甘さ(真波山岳) バレンタイン2019 完結
『真波くん…?!』
ビクリと跳ねたけど
逃げない身体
くっつくとオレにまで伝わる
激しく心臓がポンプする感じ
声よりもチョコよりも
熱く甘く気持ちが
伝わって来る感じがして
「布施さん…
オレ…は、ずっと…
布施さんが…好きだった…
でも、いつも東堂さんと一緒だし
東堂さんが好きなんだって思ってて…
オレ…勝てないし…
でも…諦めるの辛くて…
困らせるの分かってるのに
それでも好き…で…
だから、"私なんか"なんて
言わないで下さいよ…
そんな顔しないで…
姫凪…さん」
伝わる気持ちが
勘違いだったとしても
止まれないよ。
『ちょっと待って…!
なんで東堂!?
しかも…あの子…は?
付き合ってるんじゃ…』
「委員長は幼馴染
そっちこそ東堂さんと
メッチャ仲良いじゃないですか」
『いや、東堂とは
一年から同じクラスだから…
それを言うなら荒北とも仲良い…ぅわ!』
「オレと一番仲良くして下さい!
…オレだけの姫凪さんが…良い」
明らかになる小さな勘違い
思い違いにスレ違い
絡まってた糸が解けて
一本の線でオレ達を繋いでるのが
見えた気がした